椎間板は再生しない スポーツでの椎間板ヘルニアの予防策とは?
- 椎間板は再生しない スポーツでの椎間板ヘルニアの予防策とは?
- 腰痛や首の痛みと椎間板との関係
- 椎間板が再生されにくい理由
- 椎間板ヘルニアや椎間板症の予防策
- 椎間板に負担をかけないための予防策2選
- スポーツをされている方は椎間板ヘルニアやケガに注意
腰痛や首の痛みと椎間板との関係
頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニア、椎間板のすり減りなど、
日常で気づかないうちに椎間板に負担をかけ続けた結果、気づいたときには既に椎間板を痛めてしまっている方もいらっしゃると思います。腰痛や首の痛みがある方がMRIなどで椎間板ヘルニアや椎間板症と言われたというケースはありますが、椎間板ヘルニアや椎間板相自体が今抱えている痛みの原因になっているかどうかはまた別になります。
というのも椎間板ヘルニアや椎間板のすり減りが画像で認められても、首の痛みや腰痛などの症状が出ておらず普通に気付かずに生活されている方もいらっしゃるからです。
また、痛みに波があって「今日は腰痛が出ていない」「今日は首の痛みがマシだ」という場合は椎間板ヘルニアや椎間板のすり減りが原因となっているというよりは、他の部分、筋肉などからくる痛みという事も考えられます。
椎間板の役割
ただ椎間板は、
1.運動性 2.支柱 3.クッション
の3つの役割があり、背骨の椎骨と呼ばれる骨と骨の間に存在し、背骨に動きを持たせることが出来たり、背骨を支えたり、衝撃を緩衝させるクッションの役目を果たしたりといった機能があります。
椎間板に何だかの異常・問題が出ていても一生無症状であればいいのですが、椎間板がすり減ったことで背骨や筋肉などに負担をかけて炎症を生じ、痛みに繋がったり、骨折に繋がったりということも考えられます。
そして、椎間板は再生されにくいと言われています。
椎間板が再生されにくい理由
椎間板は子供のころまでは血流が通っておりますが、大人になり徐々に血管が通わなくなります。血管が通っていないということは、修復されにくいという事。このことから椎間板は再生されにくいと言われます。20代ごろから椎間板は老化がみられ、椎間板の水分量や弾力性の低下がみられるようになります。
なるべく椎間板には日常で負担をかけないように予防策を取っておかれることがおススメです。
椎間板ヘルニアや椎間板症の予防策
椎間板は繰り返しの動作によって生じる組織変性で見られるということが分かっています。
そのため、スポーツは繰り返しの動作が多いのですが、そこから組織変性を起こさないようにすることがポイントになります。
背骨の曲げ伸ばしなどの繰り返しで椎間板に負担をかけますが、修復がされにくいために日頃の使い方やメンテンナンス次第で椎間板の状態は差が出てきます。
体を動かすときは筋肉の働きで体を動かしていますが、筋肉が硬くなっている状態で繰り返し動かすと椎間板などに負担をかけてしまいます。
椎間板に負担をかけないための予防策2選
- 背骨を支えるインナーマッスルを鍛える
- 筋肉の柔軟性を図る
1.インナーマッスル強化
椎間板への負担を減らすためには、背骨を支える筋肉インナーマッスルの強化が大切です。ドローインやプランクなどの体幹トレーニングを取り入れましょう!
2.肩こりや腰痛などを解消し、筋肉を柔らかくしよう
体幹トレーニングも大切ですが、体が硬いという方は、体の柔軟性を高めることが先決です。
また、腰痛や首コリや肩こり等の症状が出ている場合は筋肉が固まっていることが多いため、腰椎に負担をかけやすくなり、椎間板ヘルニアなどに繋がりやすい傾向に。
腰痛や首コリ、肩こり等の症状を抱えながらスポーツの繰り返し動作を続けてしまっているという方は、一度体のメンテナンスをされることをお勧めいたします。
腰痛や首コリ、肩こり等の症状を落ち着かせ、筋肉に柔軟性が出るようにしましょう。
スポーツをされている方は椎間板ヘルニアやケガに注意
スポーツをされている方は、繰り返し動作で椎間板に負担をかけている状態で、さらに大きな衝撃や日頃のダメージの蓄積が加わり、椎間板に負担をかけます。その結果、椎間板ヘルニアなどに繋がる事が考えられます。また、椎間板が傷んだ状態でスポーツを続けることで、椎骨に負担がかかり、骨折などのケガに繋がってしまうことも考えられます。
日常でもストレッチや整体、マッサージなどでケアを取り入れて、一度痛めると再生されにくい椎間板を痛めないように大切に使っていくことをお勧めいたします。
筋肉が固まって腰痛や首コリが出ているという方は東広島鍼灸整骨院にご相談ください。