sportcareの日記

整骨院19年間営む院長がお伝えするスポーツのケア対策 日々の施術を通しスポーツで起こるケガの予防やケア対策などを更新しております。

肩関節痛予防に肩関節安定の上腕二頭筋強化! ストレッチ整体のご紹介

肩関節痛と上腕二頭筋の関係とは⁈肩関節痛の予防対策のストレッチ整体もご紹介

肩関節痛の主な原因

  1. 肩関節の柔軟性の低下と筋肉量低下

  2. 肩のオーバーユース

1.2はお互いのバランスも関係し、バランスが崩れることで肩関節痛の原因に繋がります。

例えば、

肩関節の柔軟性がある、筋肉量もある場合でも、

それ以上に肩関節に負荷をかけてオーバーユースになってしまうと、

肩関節痛などを生じてしまいます。

 

日々の練習などで、オーバーユースを感じられている方は、

肩関節の柔軟性と筋肉量が低下しないようにケアをして、

肩関節痛などでスポーツを楽しめない、

という事にならないよう、

後でご紹介するストレッチ整体や筋トレで日頃から体を整えて、

メンテンナンスをしましょう。

 

肩関節の可動域は広い反面デメリットも

肩関節の動きは、関節が球関節になっているため、

肩の動きは大きな円を描けれる程、可動域はほかの関節に比べて広いです。

そのため、様々な動きに対応することができる反面、

上腕二頭筋は肩関節の安定に重要

例えば、

肩関節の前面にある上腕二頭筋が硬くなって、可動域が低下している場合の例を挙げてみます。

肩関節を覆う筋肉は、どれも肩関節の安定に役立つ筋肉として考えられます。

その中でも特に上腕二頭筋の役割は、腕の挙上の動きに合わせて腱の位置を移動させることで安定を高めます。

そのため、肩関節痛の解消に"上腕二頭筋"の役割は大切です。

 

ここで、上腕二頭筋の働きと走行を確認しましょう。

 

上腕二頭筋の働きと役割

上腕二頭筋の働き

肩関節の屈曲、肘の屈曲、前腕の回外、肩関節の安定

上腕二頭筋の起始と停止

上腕二頭筋 長頭

起始:肩甲骨の関節上結節

停止:橈骨粗面

上腕二頭筋 短頭

起始:肩甲骨の烏口突起先端

停止:橈骨粗面、上腕二頭筋腱膜

 

上腕二頭筋を鍛えれば肩関節痛の解消、予防になるの?

上腕二頭筋は力こぶを形成する筋肉です。

筋トレでよく鍛えられる筋肉です。

そのため、

肩関節痛解消対策にも、上腕二頭筋の筋トレをすれば解消されると思われている方もいらっしゃると思います。

しかし、肩関節痛解消に上腕二頭筋の筋トレだけでは解消されにくいのです。

上腕二頭筋が硬いと肩関節の痛みに繋がる

先ほど述べたように、上腕二頭筋は肩の安定にとても役立つ役割を果たしております。

しかしながら、筋トレで上腕二頭筋を鍛え、力こぶがあったら、

肩が安定しやすいのかというと、そういう訳ではありません。

先頭部分でお伝えしましたが、

肩関節痛が起こる要因として、

肩の筋肉の柔軟性と筋肉量の低下が挙げられます。

せっかく上腕二頭筋を鍛えても、

上腕二頭筋が硬くなっていると、

  1. 肩関節の可動域が狭まる
  2. 上腕二頭筋の腱の位置が移動しにくくなる

ということから、

肩関節の安定させる役割が低下します。

 

そのため、

野球肩など肩関節痛の原因につながります。

 

また、上腕二頭筋の柔軟性が低下している状態、

つまり、

  • 肩関節の可動域が狭い状態
  • 肩関節が不安定な状態

 

このような状態で腕を挙上するなどの肩の動きを頻繁に行う事で、

肩関節に炎症が起こり、肩関節痛に繋がりやすくなります。

 

さらに、肩関節が安定しにくいと、

肩関節の脱臼や肩関節唇損傷にも繋がってしまうことがあります。

 

このように、

肩関節の関節構造上、可動域が広い反面、不安定な作りになっているため、

肩関節の安定を担う上腕二頭筋の役割はとても大切と言えるのです。

 

肩関節痛の予防対策 上腕二頭筋のストレッチ整体と筋トレ

上腕二頭筋のストレッチ整体

上図のように壁に手のひらを付け、足を床から動かさないまま、

上体のみ回旋させ、上腕二頭筋を伸ばします。

上腕二頭筋の伸びを感じられるところでキープしてストレッチします。

 

 

上図のように座った状態で手のひらを太ももにつけ、

手のひらを太ももに押さえつけるようにしてゆっくりと伸ばします。

上腕二頭筋の伸びを感じられるところで、キープ。

 

上腕三頭筋を行う場合は、手の甲側を太ももにつけ、

手の甲を太ももに押さえつけるようにしてストレッチします。

 

上腕二頭筋の筋トレ

腕立て伏せやダンベルを行い、無理なく筋トレを行いましょう。

腕立て伏せは、床ではなく壁を利用して行うと、

立って行えますので、比較的行いやすく、初心者には痛めにくい為おススメです。

負荷を高めたい場合は床での腕立て伏せの方がおススメです。

 

ストレッチ整体や筋トレで肩関節痛が解消されない

上腕二頭筋を含め、筋肉の硬さが強い場合は、

ストレッチ整体を自分で行うというケアのみでは、筋肉の柔軟性が図れないこともございます。

筋肉の硬さが強い場合は、

良かれと思って行ったストレッチ整体や筋トレでかえって痛めるといったケースもございます。

肩関節痛がなかなか改善されない、ストレッチや筋トレをしてもあまり変化が見られない場合は、筋肉の硬さが強く、自分ではなかなか修復を促す事が難しくなっていることも考えられます。

そのような場合は、筋肉の修復を促す鍼灸や体の全体的なバランスを見ながら整える整体がおススメです。

 

肩関節痛でお悩みの方、上記のストレッチ整体や筋トレでも肩関節痛が解消されない方は、東広島鍼灸整骨院にご相談ください。