sportcareの日記

整骨院19年間営む院長がお伝えするスポーツのケア対策 日々の施術を通しスポーツで起こるケガの予防やケア対策などを更新しております。

肩痛改善法:野球肩などの肩の痛みがある場合、筋トレはNG?

野球肩などの肩の痛み改善対策 筋トレは良くない?

野球やテニスなど、肩や腕をよく動かす競技をしていると、

野球肩など肩に痛みが出る事があります。

肩関節に痛みがあるととても辛いため、

その肩の痛みの改善対策として、何となく筋トレをされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回のブログでは、

野球肩などで「肩が痛い」「肩を傷めた」

そんな場合に、

「筋トレは良いのか?良くないのか?」

についてのご紹介です。

野球肩などの肩の痛みでお悩みの方は是非ご参照ください。

 

まだ野球肩などの肩の痛みは今はないという方も、野球肩になった場合の参考にもなりますので是非ご参照ください。

 

野球肩など肩の痛み改善対策 

肩痛改善の優先は肩関節の柔軟性UPがおススメ!

野球肩などの肩の痛みがある方の改善対策として、

結論としては筋トレはお勧めできません。

なぜなら、野球肩などの肩の痛みは、

肩関節や肘関節の筋肉の柔軟性低下によって引き起こされることが多いためです。

 

そのため、

野球肩などの肩の痛み改善策としては、

まずは筋トレよりも、

肩関節の筋肉の柔軟性を高めるケアをまずは優先される事がおススメです。

 

肩関節に柔軟性が無い状態で筋トレをしても、

肩関節の可動域を高めることができません。

そればかりか、肩関節の柔軟性が低下した状態で筋トレをすことで、

筋肉も傷めやすく、ケガ(捻挫や挫傷)に繋がりやすくなります。

筋トレをするタイミングは、肩の痛みが取れてからです。

その場合も、筋トレは無理をしない範囲で行いましょう。

 

筋トレを肩の痛み再発予防の目的として、肩の痛みが引いてから行うのは良いことです。

また、肩以外の筋トレは行っても大丈夫です。

例えば腹筋や下肢の筋トレなど。

 

 

野球肩などの肩の痛みの原因きっかけは肩の筋肉の柔軟性の低下

 日頃の練習で、以下のような方は日々の疲労が蓄積しやすいです。

  • 日々のケアがあまり出来ていない
  • ケアが追い付かないほどの練習をしている

このような方は、肩回りには筋疲労が蓄積し、それが筋肉の硬さとなって肩関節の柔軟性が低下してしまう事があります。

 

そのため、野球肩などの肩の痛みに繋がりやすくなります。

 

肩こりなども野球肩に関係することも

また不良姿勢などから肩こりなどを普段から感じている場合は、

肩こりが原因となって筋肉の硬さを引き起こすため、

そこから肩関節の柔軟性の低下に繋がり、肩の痛み・野球肩に進行するきっかけになります。

 

野球肩改善策にまずは肩こりや筋疲労の解消から

肩の筋肉の硬さや肩こりなどから、

野球肩などに発展して肩に痛みが出ている場合が多いですので、

野球肩の改善対策としては、筋トレをするよりも まずは筋肉を柔らかくし 、

肩関節の柔軟性を出すことを優先される方が良いと考えます。

野球肩を始め、バレーボールやバスケットボール、テニスなど 腕を頻繁に使うスポーツをしている方は、肩に痛みが出てしまうことがよくあります。

 

この場合も同様に、まずは筋トレをするよりも肩関節の柔軟性を高める事を優先される方がおススメです。


私も施術をしていて、

「 肩の痛みを取るには、筋肉をつけた方がいいですか?」
「 野球肩のケアには、筋トレ したほうがいいですか?」

などの質問を受けることがよくあります。


もちろん、野球肩などの肩の痛み解消のために、筋トレをすることは大切ですが、

それよりも私が大切に考える事、
それはやはり「筋肉の柔軟性を高めること」なのです。

 

また、上腕二頭筋が硬くなった状態で投球などの動作を続けると、

関節唇という肩甲骨側の関節を縁取るようについている部分を損傷することがあります。

sportcare.hatenablog.com

肩の筋肉が硬くなると、肩関節に負担をかけやすくなるため、

野球肩などの肩の痛みを誘発するきっかけに繋がります。

そのため、肩の柔軟性を高める様に、早めのケア対策が必要と考えます。

 

投球時、こんな時は肩の筋肉を緩めるケア対策がおススメ

もし投球動作などをする時に、

  • 肩が抜けるような感覚がする、
  • 投球動作後に炎症症状で肩に痛みが出やすい

という場合は、肩関節が不安定になっている可能性も考えられます。

その場合は、不安定になっている筋肉の働きを高める必要があります。

そのため、

まずは筋トレで筋肉を鍛えるというよりも、肩関節周りの筋肉を緩めて柔軟性を高め、肩が抜ける感じが無くなってきたり、投球動作で肩に炎症症状、肩の痛みが出なくなってきたのちに、筋トレをされることが望ましいです。

 

特に上腕二頭筋が硬くなっていると、投球時に肩の動きがスムーズに動かしにくく、肩が不安定になる要因に繋がります。

 

野球肩などの肩の痛みの改善対策として、肩関節周りの筋肉の柔軟性を高めるという事をお伝えしましたが、その方法としては以下のようなものがあります。

 

野球肩などの肩の痛みの改善対策の方法

  • ストレッチ
  • マッサージ
  • 鍼灸

以上のような改善対策を行って、肩関節周囲の筋肉をゆるめましょう。

野球肩などで肩の痛みが出た場合は、まずは肩関節の柔軟性を高めることに重点を置かれる方が良いと考えます。

 

野球肩に鍼がおすすめな理由

特に鍼は、痛めた肩の筋肉に直接的な刺激を与え、修復を促すためおススメです。

どこの筋肉を傷めているのか、それを突き止めて鍼灸でアプローチすることが大切です。

野球肩などの肩の痛みは一つの筋肉のみを傷めているというよりも、

様々な筋肉のとバランスが関係しており、

主に痛めている筋肉があったとしても、

そこのみを施術でアプローチしても、うまく調整できないことが多いです。

肩関節の動作に関わる周囲の筋肉の柔軟性を整えていないと、

どこかの筋肉に無理がかかってしまいます。

 

そしてその後、肩の痛みが引き、筋肉が緩まってから徐々に肩の筋トレをされることをおすすめいたします。


肩の痛み、野球肩で悩みの方は、東広島鍼灸整骨院にご相談ください。