sportcareの日記

整骨院19年間営む院長がお伝えするスポーツのケア対策 日々の施術を通しスポーツで起こるケガの予防やケア対策などを更新しております。

足関節捻挫が原因で腰痛やひざ痛を招くことも!足関節捻挫から生じる体の歪みとは?

腰痛やひざ痛の原因が足首に?足関節捻挫後のケア整体もご紹介

腰痛やひざ痛、足首の痛みでお悩みの方、

実は昔起こした足首の捻挫が、腰痛やひざ痛、足首の痛みの原因になることがある、

ということはご存じでしょうか?

 

今回はそんな足首捻挫が原因で起こる、

腰痛やひざ痛、足首の痛みのメカニズムとケア整体のご紹介です。

このブログはこんな方におススメ

✔足関節捻挫を起こしたことがある

✔よく平坦な道路で足を捻る癖がある

厚底ブーツを履いていた

という方も必見です。

 

足首捻挫は痛みが引いた後のケアも大切です

足首捻挫は適切な基本処置をすることが大切です。

足関節捻挫の説明や基本処置はコチラ↓のブログをご参照ください。

 

sportcare.hatenablog.com

また、

足首の痛みが引いた後も、

痛めてしまった足首のケア対策はしばらくは大切です。

 

むしろ、

足関節捻挫後の痛みが無くなった状態からのケアの方が大切、

と言ってもいいかもしれません。

 

というのも、

足首捻挫を起こすと、傷め度合いにもよりますが、

傷めた足関節の靱帯は、以前より固定力が弱くなりがちです

ですので、

歩くたびに足にかかる負担が以前よりも足首にかかりやすくなります。

以前よりも固定力が弱くなってしまった靱帯の補強を行い、

歩く時の負担をなるべくかかりにくいようにする事、それが大切です

 

足関節捻挫を起こした際に気を付けたいケア対策、効果的なケア方法と注意点は、

コチラ↓のブログをご参照ください。

sportcare.hatenablog.com

 

足関節捻挫からくる腰痛やひざ痛とは?

足関節捻挫は、その後しばらくたって(数年後、数十年後)から、

腰痛やひざ痛を招くことがあるということが、

こちらの書籍に書かれておりました。

 

書籍(『NHKガッテン!よりぬき新常識』2016年11月25日発行 編者NHK科学・環境番組部 発行所NHK出版)によりますと、

足首捻挫は痛みが引いた後も、

足首捻挫の治りがよくなかった場合は、体に負担をかけ、

数年後、数十年後に腰痛やひざ痛の要因に繋がることがあるという事が記されております。

 

捻挫の大誤解

30年後に何と手術に?

Yさんは、

捻挫をして何十年もたってから、歩けないほどの激痛が起こり、

手術が必要になった、

また、Iさんは、

ある日車から降りようとしたら、腰の痛みで動けなくなった。

原因はなんと、数年前の捻挫。

 

長らく股関節痛に悩んでいたNさんも、

過去の捻挫が原因だった頃が分かった。

専門家によると、「若いころの捻挫が、加齢で爆発することがある」という。

捻挫とは、外的な要因で関節の靱帯が緩んだり傷ついたりすること。

特に損傷しやすいのが、足首の前距腓靭帯だ。

前距腓靭帯は人が二足歩行をするために獲得したもので、

サルにはない。

捻挫が癖になっている人は、

この靱帯が傷つき、足首の関節が不安定になっている人が多い、

サルが上手く二足歩行できないように、足首がぐらぐらと不安定な状態になっているのだ。

前距腓靭帯が傷付いていても、若いうちは筋肉が関節を支えているので問題ない。

しかし、加齢によって筋肉が衰えてくると、足関節の軟骨がすり減って、手術が必要になることもある。

「たかがねんざ」と侮るのは危険だ。

前距腓靭帯の損傷がきちんと治っていないと、

足首の関節が不安定になり、

重心が外側に逃げてしまう。

すると、

足首の関節の外側の軟骨がどんどん削られていく。

筋肉への負担も大きく、腰やひざ、股関節などの痛みを招くことがある。

 

という事。

足関節捻挫のケア 注意点

足関節捻挫は、その時の捻挫の腫れや痛みの症状が軽減すると、

それで治ったように思ってしまいますが、

修復はその後もしばらく続きます。

捻挫を起こした箇所の靱帯の損傷の修復を高める事が大切ですが、

それに加え、

捻挫を起こしたまわりの筋肉にも負担がかかるために、

捻挫を起こした周辺の筋肉もケアで整えることが必要です。

 

筋肉を整えれば、捻挫で痛めた靱帯を補ってくれる

傷めた靱帯の周りの筋肉の状態が良いと、

傷めた靱帯をフォローしてくれるように働いてくれます。

足関節捻挫後に起こる体の歪み

足関節捻挫を起こした箇所は、捻挫のグレードによって異なりますが、後々ウィークポイントになり、負担がかかりやすい傾向にながちです。

本人の気づかないうちに、書籍でご紹介されているように、

前距腓靭帯などの外側の靱帯を捻った場合は、

体の重心が外側にずれやすく、

そのアンバランスな状態で歩き続けることで、体が歪み、

外側のラインに負担をかけていくことがあります。

 

よって、本人が思ってもいなかった足首の捻挫が原因で、

知らず知らずに、腰痛やひざ痛など、体の痛みを生じてしまっている、

という事も考えられるのです。

 

数年後に起こる足関節捻挫からの腰痛、膝痛

そして、若い時は筋肉もまだ柔軟性もある為、

捻挫した靱帯を、周りの筋肉でフォローできていたのが、

年を重ねることで筋肉の質や量が低下していき、

筋肉でカバーしにくくなりやすいのです。

 

ある日から急に足首に痛みが生じてきたり、

足首の負担をかけたことで腰やひざに痛みを感じるようになったり、

といった具合に、

数年後、数十年後になって、

足首をはじめ、腰や膝にも痛みが表れてくることもあるのです。

 

また、

足首は歩く際の衝撃を最初に受け止める場所です。

捻挫の中でも、足関節捻挫は安静にしにくい箇所であり、

痛みが引いてからも、他の捻挫よりも比較的負担がかかりやすい箇所であります。

 

だからこそ、

足首捻挫は適切な処置を行うことに加え、その時に修復を高めるケアを行い、

その後も定期的な足首周りの筋肉のコンディションを高めるケアを施すことがおススメです。

 

人は痛みが生じてから、ケアをしようと考えやすいですが、

痛みが出た時点ですでに、その箇所や周りの負担をかけ続けた期間がありますので、

治すためのケアの時間も時間を要するようになり、傷めてきた期間だけ修復もしにくくなりやすいです。

 

このように捻挫で痛めてしまった箇所に対しては、

体のウィークポイントと捉え、

定期的なケアを行う事が大切と考えます。

 

足関節捻挫後のケア対策 鍼灸

捻挫で傷めた筋肉や靱帯の修復を高めるためには、鍼灸がおススメです。

鍼は小さな傷をつけることで修復力を高めてくれます。

そして、鍼灸で血流を促す事で、

栄養や酸素が運ばれやすくなり、自分の持つ修復力を高めるように働きかけます。

足関節捻挫を起こした時、そしてその後のケアにも鍼灸はおすすめです。

 

さらに足関節捻挫後の、痛みが引いた後のセルフケア整体を行う事で、

筋肉を強化し、

足関節捻挫によって起こりやすい体の歪みを軽減するように働きかけます。

ぜひ定期的に行ってみてください。

 

足関節捻挫後のケア整体 セルフ整体

このケア整体は足関節捻挫の痛みが引いて、歩いたときなどでも痛みが無くなった時から始めてください。

そして、長期的な目で足関節捻挫後のケアを行うためのケア整体となっております。

前距腓靭帯を捻挫した場合のセルフケア整体

  1. つま先立ちする
  2. かかとを上げ下げします

この時、親指側に重心をかけ、小指を外に向けるようにして、かかとあげを行うことがポイント。

 

また、下記のブログで紹介しているかかと上げもおススメです。

コチラでご紹介しているケア整体は、内反捻挫、外反捻挫、両方のケア対策になりますし、強度も高いです↓。

sportcare.hatenablog.com

 

ぜひ、足関節捻挫後の痛みや、腰痛、膝痛などお心当たりのある方は、

このセルフケア整体をお試しください。

 

足関節捻挫の鍼灸、足関節捻挫後のケアのご相談は東広島鍼灸整骨院まで。

 

なるべく体を痛めないように、また痛めても適切なケアを施すことで、

いつまでも運動、スポーツを続けられるように、

みなさまのご活躍に少しでもお役立てできれば幸いです。