sportcareの日記

整骨院19年間営む院長がお伝えするスポーツのケア対策 日々の施術を通しスポーツで起こるケガの予防やケア対策などを更新しております。

足首トレーニング整体で足関節捻挫を予防しよう!足首の捻挫癖がある方は必見

足首の捻挫癖がある方におススメ!足首捻挫の予防策、足首トレーニング整体

足関節捻挫(足首の捻挫)は、スポーツ外傷の中でもよく起こるケガの一つです。

しかし、よく起こしやすい足関節捻挫であるがゆえか、

意外と適切な処置がなされないまま、

足首にシップや冷却のみの処置で済ませ、その後は何もケアをしないという方も多いのではないでしょうか?

足関節捻挫は以前ブログで紹介させていただきましたが、

適切な知識を持って対処しないと、後になってから、

  • 足首に痛みが出る
  • 足首が疼く
  • 足首の捻挫癖がついた

などにも繋がることがあります。

sportcare.hatenablog.com

 

また、足関節捻挫(足首の捻挫)は靭帯の損傷であるため、

靭帯は、一度損傷するとなかなか元通りに回復させることは難しい、というところもあり、

足関節捻挫を起こしたら、

その時になるべく早めに適切なケアを行い修復を促す事が大切と考えます。

 

今回のブログでは、

  • 足首の捻挫をよく起こしやすい方
  • 捻挫癖がある方

におススメの対策ケア、足首トレーニング整体のご紹介です。

 

足首の捻挫(足首の靭帯損傷)は、早めに修復を促す事がとても大切ではありますが、

それに加え、足首の捻挫の症状が落ち着いたら、

今度は足首周りの筋肉や靭帯の強化のための足首トレーニングがおススメです。

 

なぜなら、足関節捻挫(足首の捻挫)を起こしやすい原因の一つとして、

足にある固有感覚の低下が考えられます。

足首にある固有感覚の役割について簡単に理解をすることで、

足首捻挫を起こし後のケアの意義を深めることに繋がりますので、

ぜひご参照ください。

足首のバランス感覚を担う固有感覚とは?

体の筋肉や腱、関節には「固有感覚」というものが備わっており、

その固有感覚が受け取った位置覚や運動覚の情報をもとに、

体のバランスを図り、

体が崩れない様安定させる役割を担っています。

足関節捻挫で損傷することがある固有感覚

足関節捻挫(足首捻挫)では、

足首の内反(足裏を内側に向ける)によって引き起こる

「足首の外側の靭帯の損傷(外側側副靭帯損傷)」

が多くみられます。

補足として、

足首の外側側副靱帯とは、

  1. 前距腓靭帯
  2. 後距腓靭帯
  3. 踵腓靱帯

の赤い四角枠の3つの靱帯を指し、

これに、

赤のアンダーライン

 4.前脛腓靱帯

 5.後脛腓靱帯

も含めることがあります。

 

実は、

この足首の外側側副靭帯にも固有感覚が存在している為、

足首を捻った時に外側側副靭帯を痛めてしまうと、

この固有感覚の機能も低下してしまうことがあります。

外側側副靭帯にある固有感覚の役割

外側側副靭帯にある固有感覚の役割は、

足首の内反に対しての制御の役割を担っています。

そのため、

この部分の固有感覚の機能が低下することで、

足首の内反に対しての反応が鈍くなり、

足首の内反で起こる足関節捻挫(足首の捻挫)を起こすきっかけが生じやすくなるというわけです。

 

また、足首内反時に同時に腓骨筋も働くのですが、

情報伝達が遅いとこの腓骨筋が稼働する時間も遅れるため、

そのことでさらに体がバランスを崩し、足首を捻るきっかけが増える事にも繋がります

足首捻挫を起こしやすい方は固有感覚のトレーニング整体がおススメ

足首を捻った時は、足関節捻挫のケアを行うと同時に、

痛みが解消したらこの足首の固有感覚の機能を高めるトレーニング整体を行うことをお勧めいたします。

 

足の固有感覚が鋭く働くことで、足裏からの情報がしっかり脳へ伝わり、

体が崩れそうになったら素早く立て直そうと、

バランスをとる動きにも敏感になります。

そのため、足関節捻挫(足首の捻挫)を起こすきっかけが少なくなるというわけです。

 

足首捻挫(足関節捻挫)の予防策 足首のトレーニング整体

足首の固有感覚強化のトレーニング整体

www.youtube.com

足首捻挫癖がある方のトレーニング整体 やり方

1.まず、机やいすが触れるところで立ちます。

2.片足立ちをし、さらにつま先立ちをします。

3.片足立ちをしているつま先の感覚に意識を向けます

(つま先の部分と床との接触している感覚)

4.つま先立ちをした状態のまま、つま先にかかっている重心を、円を描くように移動させてみましょう。(親指側から小指側、小指側から親指側へ円を描く様に)

5.反対側回りの円も描きます

6. 4.5が出来るようになったら、今度は4.5の状態で(つま先で円を描きながら)踵を上げ下げしてみましょう。バランスが崩れそうになったら、近くの机やいすを持ち転倒しないようにしましょう。踵の上げ下げを、20回ほど円を描きながら行ってみましょう。

7.反対の足も同様です。

 

このトレーニング整体は、

足の固有感覚の感覚強化と足首を構成する筋肉の強化に役立ちます。

このトレーニング整体を行うのは、足首の痛みが解消してから行いましょう。

 

足首の捻挫癖がある方のケア対策 鍼灸

足首の捻挫を起こしやすい方は、

足首周りの靭帯や筋肉を修復を促すようにトリガーポイントにツボ刺激を行う鍼灸の施術もおススメです。

足首捻挫(足関節捻挫)でケガをした部分の筋肉や靭帯は、

固まって瘢痕化しやすい傾向にもあるため、

筋肉や靭帯が硬くなってしまわないように、血流を促すケアがおススメです。

足首捻挫(足関節捻挫)で足首を痛めた、または足首捻挫癖があるという方は東広島鍼灸整骨院にご相談ください。