sportcareの日記

整骨院19年間営む院長がお伝えするスポーツのケア対策 日々の施術を通しスポーツで起こるケガの予防やケア対策などを更新しております。

肩の痛みや腕の痺れ 胸郭出口症候群かも?野球やバレーボールで起こりやすい胸郭出口症候群とは?

肩の痛みや痺れ、肩から腕にかけてのだるさは胸郭出口症候群のことも

 

野球やバレーボールなどオーバーヘッドのスポーツで見られやすい肩の痛みや手の痺れ。原因は様々ですが、今回は胸郭出口症候群から起因する肩の痛みや腕の痺れ、腕の冷えについてです。

胸郭出口症候群は、

  • 肩の痛み
  • 肩から腕にかけてのだるさや痺れ
  • 肩のつっぱり
  • 肩こり
  • 肩や腕の冷え

などの症状が見られます。

野球の投球、バレーボールのアタックなどの繰り返し動作によって、筋肉に疲労物質などが蓄積し、胸郭出口症候群に関わる筋肉が硬くなり、神経や血流の流れを圧迫することが主な要因になります。

胸郭出口症候群と言っても、圧迫が起こる箇所によっていくつか種類が分類されます。

今回のブログではその中でも特に、野球やバレーボールなどのスポーツで起こりやすい胸郭出口症候群についてです。

 

肩の痛みや腕の痺れなど、肩や胸、腕まわりかけての

✅違和感

✅だるさ

✅冷え

✅痛み

✅痺れ

等が生じている方は是非ご覧ください。

胸郭出口症候群が起こりやすいスポーツ

野球の投球やバレーボールのアタック以外でも、

卓球、テニスなど、

腕を頻繁に使うスポーツでは胸郭出口症候群に関連する筋肉にコリが生じていることは多くあります。

特に、野球やバレーボールでは腕を後ろに回し、肘を肩のラインまで挙上して前方に腕を振りかざすという大きな動作になります。そのため、胸郭出口症候群に関連する筋肉が張り、筋肉の硬結や萎縮が出ることで、胸郭出口症候群に繋がりやすい傾向にあります。

また、猫背や巻き肩などの不良姿勢がある場合でも胸郭出口症候群になることもあります。

 

それでは、野球やバレーボールで起こりやすい胸郭出口症候群についてのメカニズムを簡単にみていきましょう。

胸郭出口症候群は、首から肩周囲にある神経や血流の流れが圧迫されて起こります。

野球やバレーボールで起こりやすい胸郭出口症候群とは?

野球の投球動作やバレーボールの投球動作で起こりやすい胸郭出口症候群は、肋鎖間隙(第一肋骨と鎖骨との間)を通る腕神経叢や、鎖骨下動静脈の圧迫によって起こります。

投球やアタックで起こりやすい胸郭出口症候群の原因とは?

投球やアタックで腕を挙上するときに、肋鎖間隙にある筋肉(鎖骨下筋)や靭帯(肋鎖靭帯)などが使われるため、これらの筋肉や靭帯が緊張し、疲労物質などが蓄積して硬くなって腕神経叢や、鎖骨下動静脈へ圧迫をかけるようになります。

そのため、肩こりや肩の痛み、腕の痛みや痺れ、肩や腕まわりの冷えを生じる原因に繋がります。

肩甲骨の歪みも胸郭出口症候群の原因に繋がる事が

また小さいころから少年野球を続けられている方は、筋肉が成長しきれていない段階で投球を繰り返すことで、筋肉に無理がかかり、肩甲骨が下方へ引っ張られ、肩に歪みが生じることがあります。歪みが生じてしまいますと、筋肉や靭帯にもひずみが生じ、またそれによって筋肉を傷めたり、神経や血管による圧迫が起こったりすることにもつながります。そのため、このような胸郭出口症候群のような症状を引き起こすきっかけにも繋がります。

野球の投球やアタックによる胸郭出口症候群のケア

  1. 鎖骨下筋に対するストレッチ整体

壁を利用した鎖骨下筋にアプローチするストレッチ整体

 

腕を挙上し壁に掌をつける。

手のポジションはそのままで体幹だけ回旋させて鎖骨下筋を伸ばします。

 

 

手を後ろで組み、肩から遠ざけるように腕を斜め下方へ伸ばします。

顔を天井に向けて胸を伸ばしtます。

 

  1. 鎖骨下筋に対する鍼灸

鍼灸は鎖骨下筋のアプローチや、鎖骨に繋がる胸の筋肉、肩の筋肉、上腕の筋肉などの筋肉の柔軟性を図る様にツボを取ります。ダイレクトなアプローチが鍼灸では期待できるため、胸郭出口症候群でお悩みの方はご相談ください。

野球やバレーボールによる肩の痛み、腕の痺れ、胸郭出口症候群でお悩みの方は東広島鍼灸整骨院にご相談下さい。