野球やゴルフのスイングで起こりやすい腰痛の原因と対策
野球やテニス、ゴルフのスイング動作で起こりやすい腰痛の原因と、
その腰痛対策として、腰痛ストレッチ整体をご紹介いたします。
野球やテニス、ゴルフでのスイング時に腰痛が出る、
普段から腰痛が起こりやすい、
という方は、
長くスポーツを楽しむためにも、是非ご参照いただければと思います。
またゴルフ腰痛の対策として、ゴルフスイングの正しいフォームを知りたいという方はコチラをご参照ください↓。
野球、テニス、ゴルフのスイング時に起こる腰痛の原因
スイング動作で起こりやすい腰痛
野球やテニス、ゴルフをされている方の中には、
腰痛を起こしてお悩みの方もいらっしゃると思います。
その原因として、
野球やテニス、ゴルフなどのスイングでの腰を回旋させる動作が、
腰痛の原因の一つに挙げられます。
スイング時の腰痛が起こりやすい方の原因とは
野球やゴルフをしていても、
腰痛にならない方も中にはいらっしゃいます。
その一方で、
スイングでの腰痛から、さらには腰椎ヘルニアや腰椎分離症までにも発展してしまう方もいらっしゃいます。
このように、スイングのあるスポーツをしていても、
腰痛になる方、腰痛にならない方がいらっしゃいます。
その違いは何なのでしょうか?
スイング時に起こる腰痛の原因を理解すると、その対策も分かりやすくなりますので、
原因を知ることは大切です。
まずは、野球やゴルフのスイング時の脊柱の回旋動作についてみていきます。
スイング時の脊柱の回旋動作
スイングの動きは、
イメージ的には腰の筋肉や腰椎が回旋して、
体幹を捻っている、腰を回旋させている、
といったイメージがあるかもしれません。
しかし実はスイング時の腰椎の回旋する動きは、そもそもあまりありません。
意外ですね。
脊柱でみるスイングの回旋動作割合
スイング時の体幹を回旋させる動きは、
脊柱(背骨)全体での回旋可動域は90度となっております。
そしてその内訳は、
- 頸椎50度
- 胸椎35度
- 腰椎5度
ということです。
このことからわかるように、
スイング時の脊柱の回旋動作は、腰椎の役割は少なく、
頸椎、次いで胸椎の役割が大きいことが分かります。
スイング時の股関節の役割
スイング時は脊柱の回旋動作と共に、
股関節も連動して動き、回旋の動きを助けます。
股関節周りが硬くなっていると、
この脊柱との連係プレーが上手くいかず、
体幹を捻る時に無意識で可動域を補うために、
無理に腰椎を捻ってしまい、
結果として腰を痛めるということが考えられます。
スイング時の体幹を回旋させる筋肉
スイングの動作には様々な筋肉がかかわっております。
先ほどの脊柱における回旋でもわかるように、
スイング時に体幹を回旋させる筋肉は、
- 胸椎周り
- 肩甲骨周り
- 股関節周り
などの広範囲の筋肉が動きを担っています。
スイング時に腰の筋肉が硬いとぎっくり腰につながる事も
スイング時に働く腰の筋肉は、
腰方形筋、回旋筋、多裂筋、脊柱起立筋、腸腰筋、外腹斜筋、内腹斜筋
などの筋肉がスイング時に働く筋肉です。
スイング時には、腰の回旋は少ないですが、
これらの筋肉の柔軟性はとても大切です。
腰の筋肉が硬くなっていると、
スイング時に、ぎっくり腰を起こす要因に繋がります。
スイングの腰痛は腰と共に股関節もケア
このように、スイング時に起こる腰痛は、
腰の筋肉を緩めると同時に、
✅股関節の内側外側の筋肉の柔軟性
✅頸椎~胸椎にかけての筋肉の柔軟性
を確認してみることが大切です。
これらの動きが連動してスイングがスムーズに行われるため、
再度、筋肉の柔軟性を確かめ、
筋肉が硬くなっていることころ、凝っていることころをしっかりとケアして、
腰痛やケガに繋がらないようされることがおススメです。
スイング時には腰椎の安定も大切!
腰椎は回旋の動きとしての役割は少ないですが、
腰の筋肉を強化することで、
体幹を安定させる役割を担います。
スイング動作は、
背骨から骨盤、股関節にかけての動きがぶれないようにすることも重要です。
そのためにも体幹の強化を図ることもおススメいたします。
野球やテニス、ゴルフのスイングで起こる腰痛対策のまとめ
以上の事から、
テニスや野球、ゴルフなどのスイング時に起こる腰痛を防ぐには、
✅胸椎や頸椎、股関節周りの可動域を高める
さらに体幹の安定、腰椎をサポートのために、
✅腰椎周囲の筋肉の柔軟性UPと、体幹UP
が大切です。
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野球やゴルフ、テニスのスイングで起こる腰痛対策
股関節~腰にアプローチする腰痛整体
上図の場合は、左の股関節全面と、右側のお尻の伸びが感じればOK。
反対側も同様に、30~1分行ってください。
2.大腿四頭筋のストレッチ整体
上図の様に寝転がって片足だけを折りたたみます。
左の太もも前面の伸びを感じられれば、OKです。
反対側も同様に行います。30~1分目安。
3.腰回りや太ももの内側のストレッチ整体
あぐらをかいて前屈。背中~腰、太もも内側に伸びを感じるように行います。
30~1分が目安です。
やりすぎは禁物です。無理なく行いましょう。
4.体幹トレーニング
プランク
体幹を鍛え、腰回りの安定を図りましょう。
プランクやスクワットがおすすめです。
腰痛予防ケアーとして上記ストレッチ整体を毎日行い、
スポーツで体を傷めないよう、
体をいたわることを忘れずに部活・スポーツを楽しみましょう。
すでに傷めて治りにくい腰痛や、痛みがひどい腰痛などは
はやめに専門の施術を受けられ、独自で判断やケアーを行わず、
一度きちんとしたプロの方による施術を受けられることをお勧めいたします。
野球などでの前かがみの姿勢(前傾姿勢)で起こりやすい腰痛と、その対策ストレッチ整体のブログはコチラをご参照ください。↓
お早めにご相談ください。