sportcareの日記

整骨院19年間営む院長がお伝えするスポーツのケア対策 日々の施術を通しスポーツで起こるケガの予防やケア対策などを更新しております。

肩の痛みや腕の痺れ 胸郭出口症候群かも?野球やバレーボールで起こりやすい胸郭出口症候群とは?

肩の痛みや痺れ、肩から腕にかけてのだるさは胸郭出口症候群のことも

 

野球やバレーボールなどオーバーヘッドのスポーツで見られやすい肩の痛みや手の痺れ。原因は様々ですが、今回は胸郭出口症候群から起因する肩の痛みや腕の痺れ、腕の冷えについてです。

胸郭出口症候群は、

  • 肩の痛み
  • 肩から腕にかけてのだるさや痺れ
  • 肩のつっぱり
  • 肩こり
  • 肩や腕の冷え

などの症状が見られます。

野球の投球、バレーボールのアタックなどの繰り返し動作によって、筋肉に疲労物質などが蓄積し、胸郭出口症候群に関わる筋肉が硬くなり、神経や血流の流れを圧迫することが主な要因になります。

胸郭出口症候群と言っても、圧迫が起こる箇所によっていくつか種類が分類されます。

今回のブログではその中でも特に、野球やバレーボールなどのスポーツで起こりやすい胸郭出口症候群についてです。

 

肩の痛みや腕の痺れなど、肩や胸、腕まわりかけての

✅違和感

✅だるさ

✅冷え

✅痛み

✅痺れ

等が生じている方は是非ご覧ください。

胸郭出口症候群が起こりやすいスポーツ

野球の投球やバレーボールのアタック以外でも、

卓球、テニスなど、

腕を頻繁に使うスポーツでは胸郭出口症候群に関連する筋肉にコリが生じていることは多くあります。

特に、野球やバレーボールでは腕を後ろに回し、肘を肩のラインまで挙上して前方に腕を振りかざすという大きな動作になります。そのため、胸郭出口症候群に関連する筋肉が張り、筋肉の硬結や萎縮が出ることで、胸郭出口症候群に繋がりやすい傾向にあります。

また、猫背や巻き肩などの不良姿勢がある場合でも胸郭出口症候群になることもあります。

 

それでは、野球やバレーボールで起こりやすい胸郭出口症候群についてのメカニズムを簡単にみていきましょう。

胸郭出口症候群は、首から肩周囲にある神経や血流の流れが圧迫されて起こります。

野球やバレーボールで起こりやすい胸郭出口症候群とは?

野球の投球動作やバレーボールの投球動作で起こりやすい胸郭出口症候群は、肋鎖間隙(第一肋骨と鎖骨との間)を通る腕神経叢や、鎖骨下動静脈の圧迫によって起こります。

投球やアタックで起こりやすい胸郭出口症候群の原因とは?

投球やアタックで腕を挙上するときに、肋鎖間隙にある筋肉(鎖骨下筋)や靭帯(肋鎖靭帯)などが使われるため、これらの筋肉や靭帯が緊張し、疲労物質などが蓄積して硬くなって腕神経叢や、鎖骨下動静脈へ圧迫をかけるようになります。

そのため、肩こりや肩の痛み、腕の痛みや痺れ、肩や腕まわりの冷えを生じる原因に繋がります。

肩甲骨の歪みも胸郭出口症候群の原因に繋がる事が

また小さいころから少年野球を続けられている方は、筋肉が成長しきれていない段階で投球を繰り返すことで、筋肉に無理がかかり、肩甲骨が下方へ引っ張られ、肩に歪みが生じることがあります。歪みが生じてしまいますと、筋肉や靭帯にもひずみが生じ、またそれによって筋肉を傷めたり、神経や血管による圧迫が起こったりすることにもつながります。そのため、このような胸郭出口症候群のような症状を引き起こすきっかけにも繋がります。

野球の投球やアタックによる胸郭出口症候群のケア

  1. 鎖骨下筋に対するストレッチ整体

壁を利用した鎖骨下筋にアプローチするストレッチ整体

 

腕を挙上し壁に掌をつける。

手のポジションはそのままで体幹だけ回旋させて鎖骨下筋を伸ばします。

 

 

手を後ろで組み、肩から遠ざけるように腕を斜め下方へ伸ばします。

顔を天井に向けて胸を伸ばしtます。

 

  1. 鎖骨下筋に対する鍼灸

鍼灸は鎖骨下筋のアプローチや、鎖骨に繋がる胸の筋肉、肩の筋肉、上腕の筋肉などの筋肉の柔軟性を図る様にツボを取ります。ダイレクトなアプローチが鍼灸では期待できるため、胸郭出口症候群でお悩みの方はご相談ください。

野球やバレーボールによる肩の痛み、腕の痺れ、胸郭出口症候群でお悩みの方は東広島鍼灸整骨院にご相談下さい。

 

椎間板は再生しない⁈ スポーツでの椎間板すり減り,椎間板ヘルニアの予防策とは?

椎間板は再生しない スポーツでの椎間板ヘルニアの予防策とは?

腰痛 椎間板症 椎間板ヘルニア

 

腰痛や首の痛みと椎間板との関係

頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニア、椎間板のすり減りなど、

日常で気づかないうちに椎間板に負担をかけ続けた結果、気づいたときには既に椎間板を痛めてしまっている方もいらっしゃると思います。腰痛や首の痛みがある方がMRIなどで椎間板ヘルニアや椎間板症と言われたというケースはありますが、椎間板ヘルニアや椎間板相自体が今抱えている痛みの原因になっているかどうかはまた別になります。

というのも椎間板ヘルニアや椎間板のすり減りが画像で認められても、首の痛みや腰痛などの症状が出ておらず普通に気付かずに生活されている方もいらっしゃるからです。

また、痛みに波があって「今日は腰痛が出ていない」「今日は首の痛みがマシだ」という場合は椎間板ヘルニアや椎間板のすり減りが原因となっているというよりは、他の部分、筋肉などからくる痛みという事も考えられます。

椎間板の役割

ただ椎間板は、

1.運動性 2.支柱 3.クッション

の3つの役割があり、背骨の椎骨と呼ばれる骨と骨の間に存在し、背骨に動きを持たせることが出来たり、背骨を支えたり、衝撃を緩衝させるクッションの役目を果たしたりといった機能があります。

椎間板に何だかの異常・問題が出ていても一生無症状であればいいのですが、椎間板がすり減ったことで背骨や筋肉などに負担をかけて炎症を生じ、痛みに繋がったり、骨折に繋がったりということも考えられます。

そして、椎間板は再生されにくいと言われています。

椎間板が再生されにくい理由

椎間板は子供のころまでは血流が通っておりますが、大人になり徐々に血管が通わなくなります。血管が通っていないということは、修復されにくいという事。このことから椎間板は再生されにくいと言われます。20代ごろから椎間板は老化がみられ、椎間板の水分量や弾力性の低下がみられるようになります。

なるべく椎間板には日常で負担をかけないように予防策を取っておかれることがおススメです。

椎間板ヘルニアや椎間板症の予防策

椎間板は繰り返しの動作によって生じる組織変性で見られるということが分かっています。

そのため、スポーツは繰り返しの動作が多いのですが、そこから組織変性を起こさないようにすることがポイントになります。

背骨の曲げ伸ばしなどの繰り返しで椎間板に負担をかけますが、修復がされにくいために日頃の使い方やメンテンナンス次第で椎間板の状態は差が出てきます。

 

体を動かすときは筋肉の働きで体を動かしていますが、筋肉が硬くなっている状態で繰り返し動かすと椎間板などに負担をかけてしまいます。

椎間板に負担をかけないための予防策2選

  1. 背骨を支えるインナーマッスルを鍛える
  2. 筋肉の柔軟性を図る
1.インナーマッスル強化

椎間板への負担を減らすためには、背骨を支える筋肉インナーマッスルの強化が大切です。ドローインやプランクなどの体幹レーニングを取り入れましょう!

椎間板ヘルニアの予防策 体幹トレーニングのストレッチ整体

2.肩こりや腰痛などを解消し、筋肉を柔らかくしよう

体幹レーニングも大切ですが、体が硬いという方は、体の柔軟性を高めることが先決です。

また、腰痛や首コリや肩こり等の症状が出ている場合は筋肉が固まっていることが多いため、腰椎に負担をかけやすくなり、椎間板ヘルニアなどに繋がりやすい傾向に。

腰痛や首コリ、肩こり等の症状を抱えながらスポーツの繰り返し動作を続けてしまっているという方は、一度体のメンテナンスをされることをお勧めいたします。

腰痛や首コリ、肩こり等の症状を落ち着かせ、筋肉に柔軟性が出るようにしましょう。

 

スポーツをされている方は椎間板ヘルニアやケガに注意

スポーツをされている方は、繰り返し動作で椎間板に負担をかけている状態で、さらに大きな衝撃や日頃のダメージの蓄積が加わり、椎間板に負担をかけます。その結果、椎間板ヘルニアなどに繋がる事が考えられます。また、椎間板が傷んだ状態でスポーツを続けることで、椎骨に負担がかかり、骨折などのケガに繋がってしまうことも考えられます。

日常でもストレッチや整体、マッサージなどでケアを取り入れて、一度痛めると再生されにくい椎間板を痛めないように大切に使っていくことをお勧めいたします。

筋肉が固まって腰痛や首コリが出ているという方は東広島鍼灸整骨院にご相談ください。

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肩の関節唇損傷(SLAP損傷)の原因と施術

関節唇損傷(SLAP損傷)による肩の痛みの施術と予防策

 

関節唇損傷(SLAP損傷)で起こりやすい症状

  • 肩が痛い
  • 肩を動かすと音がする(弾発音)
  • 特定の動作で肩が痛い
  • じっとしている時(安静時)の痛みはあまりないが、動かした時に肩が痛む
  • 肩に力が入りにくい

 

関節唇損傷(SLAP損傷)でなくても、肩こりや肩こりから発展した四十肩や五十肩などでも上記の症状は出ることがあります。

関節唇とは?

関節唇は関節の周囲にあり、

  • 骨と骨で連結される関節の適合性を高める
  • 衝撃を和らげる
  • 関節の安定性を高める

といった役割があります。

関節の適合性を高めるについてですが、肩の場合、肩甲骨の関節窩と呼ばれるくぼみの周りに関節唇があり上腕骨頭との適合性を高めます。

 

肩関節の浅さを補う関節唇の役割

肩関節はくぼみが浅く、肩関節の構造を簡単に例えるなら、

盃(関節窩)とテニスボール(上腕骨頭)が合わさっているような関節です。

関節窩の浅さを補うのがこの関節唇です。肩関節唇の周りを取り囲むようにあり、この関節唇のおかげで肩のくぼみが60~130%増加するという報告があります。

またこの関節唇は上腕骨頭を繋ぎ止める働きがあり、

肩関節唇が損傷している場合に腕を引っ張られると、損傷していない場合と比べ

約10~13%の力だけで肩が脱臼してしまいます。

このことからも肩の関節唇は肩関節をつなげる結合の役割が高いということが分かります。

 

関節窩損傷(SLAP損傷)が起こるメカニズム

特に関節唇の前下方部は弱く、関節唇損傷の中でも損傷が多い部分という報告があります。

また関節唇の上部と下部とを比較してみた場合、

上部は疎性結合組織と呼ばれる柔らかい組織であるのに対し、

下部はコラーゲン繊維が豊富に存在する組織が多くみられ、

上部に比べると下部の方が強固な作りとなっております。

そのため、肩の関節唇の場合、上部や前下方部に損傷が見られることが多いということです。

 

関節唇損傷が起こる原因

  • 野球などの投球動作
  • 腕を肩よりも上にあげるような動き(オーバーハンド)があるスポーツ(テニス、野球、ハンドボール、バスケットボール、バレーボール、水泳、アメリカンフットボールなど)
  • 転んで手を着いたときのケガ
  • 四十肩や五十肩、慢性的な肩こり
野球の投球時で起こる関節唇損傷

野球のコッキングで起こりやすいとされる投球障害(SLAP損傷)も関節唇上部の損傷で起こります。

上腕二頭筋が投球動作などの腕を使う動作を繰り返すことで硬くなり、上腕二頭筋腱付着部であるこの関節唇上部の損傷に繋がりやすくなります。

 

 

野球のコッキング動作の様に肩関節を外転させ外旋させる動作は、野球投球以外でもスポーツにおいてよく起こる動きです。

 

テニス・バレー・バスケ・アメフトなどで起こる関節唇損傷

野球の投球動作以外にも、

バレーのアタック、ハンドボールのシュートやパス、バスケットボールのパスやシュート、テニスのサーブやボールを打ち返すレシーブ動作などなど、

このような動きの中で上腕二頭筋腱が酷使されて硬くなり、関節唇を引っ張るような力が加わり続けることで、関節唇損傷に繋がっていくきっかけになるのです。

四十肩や五十肩、慢性的肩こりからくる関節唇損傷

また、このようなスポーツから起こるケガ以外にも、肩関節周囲の痛み(四十肩や五十肩などの肩の痛みや肩こり)を我慢することで関節を引っ張るような方向に負担がかかり続け、関節唇を損傷するというケースがあります。

 

関節唇損傷に対しての施術

関節唇の栄養供給は、肩甲上動脈、肩甲回旋動脈などの血管により養われます。

ここでも、関節唇の上部は下部に比べ血流が少ないということから、関節唇上部損傷(SLAP損傷)を起こすと修復に時間を要しやすい傾向にあります。

とわいえ、血流を促す事は関節唇損傷の施術では大切です。上述した血管の流れの走行に関する筋肉などを緩めるための鍼灸の施術やマッサージを行います。

また、上腕二頭筋の可動域を高めることや、肩関節自体の可動域の改善に向けて、鍼灸や超短波、マッサージによる施術を行います。

関節唇損傷での鍼灸による施術やマッサージのことなら東広島鍼灸整骨院にお任せ下さい。

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関節唇損傷を繰り返さないための予防策

関節唇損傷すると、先ほど述べたような血流が少ないことなどからも修復に時間を要するため、できるなら関節唇損傷する前にケアを行い、そこまでに至らないようにしておくことが得策と言えます。

そのためには、日頃から肩関節の可動域をチェックして動きが悪い方の筋肉のストレッチを毎日行いましょう。

ストレッチでは伸びない、肩の硬さが取れないという場合は放置されず、早めに整骨院や整体院、鍼灸院などでケアをもらうことがおススメです。

特に、上腕二頭筋腱に負担がかかる動作の多いスポーツでは、他のスポーツに比べて関節唇を痛めやすい傾向にあるため、上腕二頭筋の硬さに気を付けて、硬くならないようにセルフマッサージなどを行うこともおススメです。

 

シンスプリントなどの足のケガは扁平足が原因の事も。扁平足チェック&トレーニング整体

シンスプリントは扁平足が原因の事も!扁平足チェック&シンスプリント予防対策

 

どうして扁平足だとシンスプリントを起こしやすいのか?

シンスプリントは、簡単に説明すると、足のすね(脛骨)に付着する筋肉を使いすぎ等で脛骨の骨膜に炎症をおこしている状態で、それにより痛みが生じている状態です。

シンスプリントについてはコチラのブログをご参照ください。↓

sportcare.hatenablog.com

 

扁平足だとシンスプリントに繋がりやすくなる理由

扁平足は、足裏にはアーチ機能が3つありますが、そのうちの内側縦アーチと呼ばれる部分のアーチが低下して起こります。

 

足裏のクッション機能低下

扁平足だと、足裏アーチのクッション機能が低下傾向にあるため、ランニングなどでの地面からの衝撃が足裏から筋肉や関節などに伝わりやすくなります。そのため、シンスプリントに関わる筋肉(後脛骨筋など)にも負担をかけやすくなり、シンスプリントに繋がりやすいという傾向に。

シンスプリントは、このように扁平足であると後脛骨筋などのすねに有る筋肉に衝撃が伝わりやすくなるためにランニングなどをすると、扁平足でない方に比べ早い段階で足の筋肉に負担をかけやすく、シンスプリントなどのケガを起こしやすい傾向にあります。

どうして扁平足になるのか?

下腿の筋力低下

足裏アーチを形成する筋肉は下腿部にあります。(後脛骨筋、長母趾屈筋、長腓骨筋、母趾外転筋など)

足裏の筋肉やふくらはぎなどの筋肉が低下することで、筋肉が伸びた状態になりますが、そうなると足裏アーチの張力が低下し、アーチも低下気味に。

そのため、足からの衝撃が後脛骨筋などに伝わりやすくなるため、シンスプリントへ結びついていくきっかけになります。

さらに、足裏アーチが低下することに伴い、足裏アーチに携わる後脛骨筋が伸ばされた状態で足を使うことため、さらに付着部の脛骨に負担をかけやすくなるため、シンスプリントに繋がりやすくなります。

 

自分の足が扁平足かどうか、意識されたことが無い方もいらっしゃると思います。

そこで、自分の足が扁平足かどうかチェックしてみましょう。

少し手間ですが、扁平足かどうかが分かるとそれに対してシンスプリントなどのスポーツのケガ対策もできるようになるので、この機会に扁平足チェックし、

早めにケガに繋がらないうちにケアしていきましょう。

 

扁平足チェック

メジャーを準備しましょう。

つま先からかかとまで何㎝かを図ります(足長)。

舟状骨粗面から床まで何㎝かを図ります(舟状骨高)。

舟状骨粗面は、内くるぶしの斜め下に降りたところにあるボコっと出た骨。骨の出っ張りがあるので分かりやすく触ることが出来ると思います。

 

アーチ高率=舟状骨高(mm)÷足長(mm)×100

 

で求めることが出来ます。

また男性女性別で平均値が異なりますので、上記のアーチ率をメジャーで計ったら、

下の平均値と比べてみましょう。

 

アーチ高率の平均値 男性18~19% 女性16%前後

 

アーチ率が平均値よりも低ければ、扁平足の傾向があります。

 

扁平足の場合のトレーニング整体

  • 足の指をグーチョキパーと動かす
  • タオルギャザーで足の指で床に置いたタオルをたぐり寄せる

など、足の指を動かすトレーニング整体を続けてみましょう。

 

またシンスプリントなどで足に痛みが出ていない場合は、

  • ウォーキング
  • かかと上げ下げトレーニング整体

などでふくらはぎの筋肉を鍛えましょう。

かかと上げ下げトレーニング整体は立った状態で踵を上げ下げするだけです。

 

 

シンスプリントなど足の痛みのケアは東広島鍼灸整骨院にご相談ください。

シンスプリントで筋肉に負担をかけている場合は、後脛骨筋などの筋肉にアプローチする施術がおススメです。また、シンスプリントは後脛骨筋以外でも足の血液の流れを整えるために腰や太ももなどへのアプローチも必要なことがあります。シンスプリントをきちんとケアしたいという方は一度プロの方に見てもらうことをお勧めいたします。

 

 

足首トレーニング整体で足関節捻挫を予防しよう!足首の捻挫癖がある方は必見

足首の捻挫癖がある方におススメ!足首捻挫の予防策、足首トレーニング整体

足関節捻挫(足首の捻挫)は、スポーツ外傷の中でもよく起こるケガの一つです。

しかし、よく起こしやすい足関節捻挫であるがゆえか、

意外と適切な処置がなされないまま、

足首にシップや冷却のみの処置で済ませ、その後は何もケアをしないという方も多いのではないでしょうか?

足関節捻挫は以前ブログで紹介させていただきましたが、

適切な知識を持って対処しないと、後になってから、

  • 足首に痛みが出る
  • 足首が疼く
  • 足首の捻挫癖がついた

などにも繋がることがあります。

sportcare.hatenablog.com

 

また、足関節捻挫(足首の捻挫)は靭帯の損傷であるため、

靭帯は、一度損傷するとなかなか元通りに回復させることは難しい、というところもあり、

足関節捻挫を起こしたら、

その時になるべく早めに適切なケアを行い修復を促す事が大切と考えます。

 

今回のブログでは、

  • 足首の捻挫をよく起こしやすい方
  • 捻挫癖がある方

におススメの対策ケア、足首トレーニング整体のご紹介です。

 

足首の捻挫(足首の靭帯損傷)は、早めに修復を促す事がとても大切ではありますが、

それに加え、足首の捻挫の症状が落ち着いたら、

今度は足首周りの筋肉や靭帯の強化のための足首トレーニングがおススメです。

 

なぜなら、足関節捻挫(足首の捻挫)を起こしやすい原因の一つとして、

足にある固有感覚の低下が考えられます。

足首にある固有感覚の役割について簡単に理解をすることで、

足首捻挫を起こし後のケアの意義を深めることに繋がりますので、

ぜひご参照ください。

足首のバランス感覚を担う固有感覚とは?

体の筋肉や腱、関節には「固有感覚」というものが備わっており、

その固有感覚が受け取った位置覚や運動覚の情報をもとに、

体のバランスを図り、

体が崩れない様安定させる役割を担っています。

足関節捻挫で損傷することがある固有感覚

足関節捻挫(足首捻挫)では、

足首の内反(足裏を内側に向ける)によって引き起こる

「足首の外側の靭帯の損傷(外側側副靭帯損傷)」

が多くみられます。

補足として、

足首の外側側副靱帯とは、

  1. 前距腓靭帯
  2. 後距腓靭帯
  3. 踵腓靱帯

の赤い四角枠の3つの靱帯を指し、

これに、

赤のアンダーライン

 4.前脛腓靱帯

 5.後脛腓靱帯

も含めることがあります。

 

実は、

この足首の外側側副靭帯にも固有感覚が存在している為、

足首を捻った時に外側側副靭帯を痛めてしまうと、

この固有感覚の機能も低下してしまうことがあります。

外側側副靭帯にある固有感覚の役割

外側側副靭帯にある固有感覚の役割は、

足首の内反に対しての制御の役割を担っています。

そのため、

この部分の固有感覚の機能が低下することで、

足首の内反に対しての反応が鈍くなり、

足首の内反で起こる足関節捻挫(足首の捻挫)を起こすきっかけが生じやすくなるというわけです。

 

また、足首内反時に同時に腓骨筋も働くのですが、

情報伝達が遅いとこの腓骨筋が稼働する時間も遅れるため、

そのことでさらに体がバランスを崩し、足首を捻るきっかけが増える事にも繋がります

足首捻挫を起こしやすい方は固有感覚のトレーニング整体がおススメ

足首を捻った時は、足関節捻挫のケアを行うと同時に、

痛みが解消したらこの足首の固有感覚の機能を高めるトレーニング整体を行うことをお勧めいたします。

 

足の固有感覚が鋭く働くことで、足裏からの情報がしっかり脳へ伝わり、

体が崩れそうになったら素早く立て直そうと、

バランスをとる動きにも敏感になります。

そのため、足関節捻挫(足首の捻挫)を起こすきっかけが少なくなるというわけです。

 

足首捻挫(足関節捻挫)の予防策 足首のトレーニング整体

足首の固有感覚強化のトレーニング整体

www.youtube.com

足首捻挫癖がある方のトレーニング整体 やり方

1.まず、机やいすが触れるところで立ちます。

2.片足立ちをし、さらにつま先立ちをします。

3.片足立ちをしているつま先の感覚に意識を向けます

(つま先の部分と床との接触している感覚)

4.つま先立ちをした状態のまま、つま先にかかっている重心を、円を描くように移動させてみましょう。(親指側から小指側、小指側から親指側へ円を描く様に)

5.反対側回りの円も描きます

6. 4.5が出来るようになったら、今度は4.5の状態で(つま先で円を描きながら)踵を上げ下げしてみましょう。バランスが崩れそうになったら、近くの机やいすを持ち転倒しないようにしましょう。踵の上げ下げを、20回ほど円を描きながら行ってみましょう。

7.反対の足も同様です。

 

このトレーニング整体は、

足の固有感覚の感覚強化と足首を構成する筋肉の強化に役立ちます。

このトレーニング整体を行うのは、足首の痛みが解消してから行いましょう。

 

足首の捻挫癖がある方のケア対策 鍼灸

足首の捻挫を起こしやすい方は、

足首周りの靭帯や筋肉を修復を促すようにトリガーポイントにツボ刺激を行う鍼灸の施術もおススメです。

足首捻挫(足関節捻挫)でケガをした部分の筋肉や靭帯は、

固まって瘢痕化しやすい傾向にもあるため、

筋肉や靭帯が硬くなってしまわないように、血流を促すケアがおススメです。

足首捻挫(足関節捻挫)で足首を痛めた、または足首捻挫癖があるという方は東広島鍼灸整骨院にご相談ください。

 

野球肩で肩が痛い、そんな方におススメの予防策。投球時のチョットしたコツとは?

野球肩など投球動作で肩が痛い 野球肩の予防策にチョットしたコツとは?

✅野球肩で投球時に肩が痛い

✅バレーボールのアタックの際に肩が痛い

ハンドボールのシュートやパスで肩が痛い

など、野球肩などが原因で日頃から肩に痛みが出やすいという方は、

投球フォームのチョットしたコツをつかむだけでも、野球肩の痛み軽減につながります。

 

野球肩で悩まれている方、アタックのときに肩が痛いという方は、

是非このコツをつかむだけでも、今ある肩の痛み軽減に役立てることが出来ると思いますので、参考にして頂ければ幸いです。

 

野球の投球動作、

バレーボールのアタック、

ハンドボールのシュートやパス、

どれも肩関節から腕を回す動きで、スピードや威力が求められますが、それを高めようとする故に、つい力んでしまい、思うように力が伝わらないまま投げてしまい、無理な投球フォームを繰り返すことでかえって肩を痛めたしという経験はありませんか?
今回お伝えすることは、誰にでもできる簡単なチョットしたコツなので、

野球肩でお悩みの方やアタックのときに肩が痛いという方は是非試してくださいね!

 

投球時、肩が痛いそんな野球肩におススメの投球のチョットしたコツ

では早速ですが、投球時やアタック時の肩の痛みを軽減させるコツは、

ズバリ「肩甲骨を後ろに引く」ということです。

投球動作で腕を後ろに回した時(コッキングの前期)に、肩甲骨を後ろに引く。

その時に背中の筋肉の収縮を感じればOKです。

野球肩の予防策!肩甲骨を後ろに引く理由

これは、腕を後ろに回して、肘が肩ぐらいの高さになった時に肩甲骨を後ろに引き寄せることで、背中の筋肉の収縮が得られますが、そうすることで、肩甲骨と背中の連結した筋肉が働くため、背中側から肩関節、腕へと伝わる力が合理的に集約されます。そのため、筋肉が収縮され次に発揮される力が背中側から肩関節に上手く伝わるので、肩甲骨を引かないよりも力まずにスピートや威力をアップすることにつながるのです。

これは、肩関節の合理的なフォースラインとなっておりますので、野球肩で悩まれている方やアタックで肩に痛みが出る方は是非試してみて下さい。

力を入れようとか、威力を上げようとか思うと、かえって力んでしまい、腕だけで投げてしまいがちです。そうなると、肩を痛めてしまい、野球肩に繋がるきっかけにもなるのです。

肩甲骨を後ろに引かずに投げると、背中側の筋肉の収縮力が得られないので威力やスピードのダウンにつながるきっかけにもなりますし、肩関節から腕にかけての力の伝達が外側に流れやすいために、力が集約されにくくなります。

投球時のコッキングで肩甲骨を後方に引く、このコツをつかむと、肩甲骨を引かないフォームで投球するよりも楽に投球をすることが出来るので、肩の痛みの予防・野球肩の予防に役立ちます。

投球時に胸を張る

投球時に胸を張る様に指導されることもありますが、これも肩甲骨を引くためです。胸を張っていても、背中の筋肉の収縮が感じられないようでしたら、うまく出来ていない状態です。肩甲骨を引いたときに、背中の筋肉の収縮を感じることが出来れば、背中からの筋肉が肩から腕まで伝わります。これが自然と投球時に出来るようになればいいですね。

肩甲骨を後ろに引いても肩が痛い時は?

また、このコツつかんでいても肩に痛みが出るという場合は、体幹強化や下半身の強化も合わせて行ってみましょう。肩だけ、腕だけでボールを投げようとすると無理がきます。

また、肩の筋肉が硬くなっていると、肩関節を動かす可動域が低下しているために痛みが生じるきっかけになります。そもそも肩関節の可動域が低下していて肩に痛みが出ているという場合は、肩の柔軟性を高めるためのケアを整骨院鍼灸院などで取り入れ、自分自身でも無理なくセルフ整体やセルフマッサージをおこないましょう。

 

今回は投球時のフォームを見直して、背中の筋肉を上手く伝達させるというやり方をご紹介しました。

野球肩でお悩みの方は、肩関節周りの筋肉の柔軟性を高め、血流を促すようにケアしましょう。肩の筋肉が固まっていると、靭帯などにも負担をかけやすい傾向になるため、無理をされずに、早めに野球肩の状態を整えて回復を図りましょう。

野球肩や肩の痛みでお悩みの方は東広島鍼灸整骨院にご相談下さい。

 

すねが痛い 原因と予防対策

すねの痛みの原因

すねの痛みには、すねのどの部分に痛みが出ているのかによって原因が異なります。

今回はすねの痛みでもよく起こりやすい傾向にある、

  1. シンスプリントによる痛み
  2. 前脛骨筋の痛み
  3. 腓骨筋の痛み

のご紹介です。

 

すねのどこに痛みが出ているのかによって、痛めた筋肉を大まかに把握する事が出来ます。

まず、すねはどこにあるのかを確認しましょう。

 

脛(すね)ってどこ?

すねは、膝下からくるぶしの上の範囲。

脛の部分には脛骨という骨と腓骨という骨があります。

 

あなたはすねのどこの部分に痛みがありますか?

すねの内側(図の①)に痛みが出やすい

すねの内側(図の①)に痛みが出やすいという方はまず考えられるのはシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)が疑われます。

シンスプリントについてはコチラのブログをご参照ください。↓

sportcare.hatenablog.com

 

すねの外側(図②)に痛みが出やすい

すねの外側(図の②)に痛みが出やすいという方は、

前脛骨筋の痛みが考えられます。

前脛骨筋は、足首を背屈させる筋肉として働きます。また同時に、背屈した状態からゆっくりと底屈させる働きもあります。

下り坂などでは、坂道を下る時の勢いがつきすぎないように前脛骨筋の働きによってセーブをしている状態になります。

そのため、下り坂などでのランニングや登山の下りなどが続くと、

疲労が前脛骨筋に蓄積しやすくなり、脛の外側に痛みやだるさなどが生じることがあります。

 

すねの側面(図③)に痛みが出やすい

すねの外側(図の③)に痛みが出やすいという方は、腓骨筋の痛みが考えられます。

前脛骨筋もすねの外側ですが、それよりもさらに外側の位置にあり、体の側面の方に位置します。腓骨に付く筋肉で、ランニングなどで繰り返し足首を使用するなどで凝りやすい傾向にあります。また、体がバランスを崩してゆがみが生じている方で、すねの外側や足裏の外側に重心が傾きやすいという方は、この腓骨筋に負担をかけやすい傾向にあります。

すねの③に痛みが出やすいという方はコチラの腓骨筋炎についてのブログもご参照ください。↓

sportcare.hatenablog.com

すねに痛みが出やすいスポーツは?

すねに付く筋肉は足首を、背屈させたり底屈させたり、内側に向けたり、外側に向けたりという動きを担っている為、そのような動作が繰り返されやすいスポーツで起こりやすい傾向にあります。

陸上競技を始め、サッカー、ハンドボール、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、登山など。

その他の多くのスポーツでもすねの痛みは起こりやすいです。

 

すねの痛みは早めに解消しましょう

すねの痛みも、始めは筋肉疲労などが原因で、だるさや痛みが出るのですが、無理して同じ動作を繰り返し続けてしまうと、上記の症状から疲労骨折などにも発展することがあります。すねの痛みなど、筋肉に痛みが生じている場合は、なるべくその日のうちにケアをされて、休息を取ることがポイントです。

前脛骨筋の疲労、後脛骨筋などへの疲労が蓄積すると、筋肉は硬くなります。そうなると体は血流が悪くなり、悪循環になる傾向にあります。

セルフストレッチやセルフ整体など自分で行い、筋肉の血流を促しましょう。

足はしっかりと伸ばし、気持ちいいと思うところでしばらくとめてストレッチをしてみましょう。

すねの痛みにおススメのセルフ整体

すねの痛みや疲労がなかなか自分では取れないという場合は、早めに整骨院鍼灸院などでみてもらい、筋肉のケアをしてもらいましょう。

すねの痛み①におススメのセルフ整体はアキレス腱伸ばし。

壁の前に立ち両手を壁に着いて壁を押すようにするとアキレス腱周囲の筋肉に力が入り上手くストレッチ整体を行うことが出来ます。

前脛骨筋や腓骨筋の筋肉の硬さは、セルフストレッチの整体もありますが、ストレッチ整体では筋肉が伸びにくいので、ストレッチ整体に加え、マッサージや鍼灸なども組み合わされることをお勧めいたします。

すねの痛みでお悩みの方は東広島鍼灸整骨院にご相談ください。

 

すねの痛み 熱感がある場合の対処

すねを触って熱感があるという場合は炎症が出ているので、その場合は一時的に冷やしましょう。ただ冷やすのはあくまでも一時的です。体は血流の流れが大切で、循環がスムーズにいかないところは体の修復力も低下しがちになるため、冷やしすぎたり何日もシップを貼り続けたりすることはあまりお勧めしません。熱感が無くなれば今度は血の巡りを促すように働きかけるケアがおススメです。