sportcareの日記

整骨院19年間営む院長がお伝えするスポーツのケア対策 日々の施術を通しスポーツで起こるケガの予防やケア対策などを更新しております。

すねが痛い 原因と予防対策

すねの痛みの原因

すねの痛みには、すねのどの部分に痛みが出ているのかによって原因が異なります。

今回はすねの痛みでもよく起こりやすい傾向にある、

  1. シンスプリントによる痛み
  2. 前脛骨筋の痛み
  3. 腓骨筋の痛み

のご紹介です。

 

すねのどこに痛みが出ているのかによって、痛めた筋肉を大まかに把握する事が出来ます。

まず、すねはどこにあるのかを確認しましょう。

 

脛(すね)ってどこ?

すねは、膝下からくるぶしの上の範囲。

脛の部分には脛骨という骨と腓骨という骨があります。

 

あなたはすねのどこの部分に痛みがありますか?

すねの内側(図の①)に痛みが出やすい

すねの内側(図の①)に痛みが出やすいという方はまず考えられるのはシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)が疑われます。

シンスプリントについてはコチラのブログをご参照ください。↓

sportcare.hatenablog.com

 

すねの外側(図②)に痛みが出やすい

すねの外側(図の②)に痛みが出やすいという方は、

前脛骨筋の痛みが考えられます。

前脛骨筋は、足首を背屈させる筋肉として働きます。また同時に、背屈した状態からゆっくりと底屈させる働きもあります。

下り坂などでは、坂道を下る時の勢いがつきすぎないように前脛骨筋の働きによってセーブをしている状態になります。

そのため、下り坂などでのランニングや登山の下りなどが続くと、

疲労が前脛骨筋に蓄積しやすくなり、脛の外側に痛みやだるさなどが生じることがあります。

 

すねの側面(図③)に痛みが出やすい

すねの外側(図の③)に痛みが出やすいという方は、腓骨筋の痛みが考えられます。

前脛骨筋もすねの外側ですが、それよりもさらに外側の位置にあり、体の側面の方に位置します。腓骨に付く筋肉で、ランニングなどで繰り返し足首を使用するなどで凝りやすい傾向にあります。また、体がバランスを崩してゆがみが生じている方で、すねの外側や足裏の外側に重心が傾きやすいという方は、この腓骨筋に負担をかけやすい傾向にあります。

すねの③に痛みが出やすいという方はコチラの腓骨筋炎についてのブログもご参照ください。↓

sportcare.hatenablog.com

すねに痛みが出やすいスポーツは?

すねに付く筋肉は足首を、背屈させたり底屈させたり、内側に向けたり、外側に向けたりという動きを担っている為、そのような動作が繰り返されやすいスポーツで起こりやすい傾向にあります。

陸上競技を始め、サッカー、ハンドボール、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、登山など。

その他の多くのスポーツでもすねの痛みは起こりやすいです。

 

すねの痛みは早めに解消しましょう

すねの痛みも、始めは筋肉疲労などが原因で、だるさや痛みが出るのですが、無理して同じ動作を繰り返し続けてしまうと、上記の症状から疲労骨折などにも発展することがあります。すねの痛みなど、筋肉に痛みが生じている場合は、なるべくその日のうちにケアをされて、休息を取ることがポイントです。

前脛骨筋の疲労、後脛骨筋などへの疲労が蓄積すると、筋肉は硬くなります。そうなると体は血流が悪くなり、悪循環になる傾向にあります。

セルフストレッチやセルフ整体など自分で行い、筋肉の血流を促しましょう。

足はしっかりと伸ばし、気持ちいいと思うところでしばらくとめてストレッチをしてみましょう。

すねの痛みにおススメのセルフ整体

すねの痛みや疲労がなかなか自分では取れないという場合は、早めに整骨院鍼灸院などでみてもらい、筋肉のケアをしてもらいましょう。

すねの痛み①におススメのセルフ整体はアキレス腱伸ばし。

壁の前に立ち両手を壁に着いて壁を押すようにするとアキレス腱周囲の筋肉に力が入り上手くストレッチ整体を行うことが出来ます。

前脛骨筋や腓骨筋の筋肉の硬さは、セルフストレッチの整体もありますが、ストレッチ整体では筋肉が伸びにくいので、ストレッチ整体に加え、マッサージや鍼灸なども組み合わされることをお勧めいたします。

すねの痛みでお悩みの方は東広島鍼灸整骨院にご相談ください。

 

すねの痛み 熱感がある場合の対処

すねを触って熱感があるという場合は炎症が出ているので、その場合は一時的に冷やしましょう。ただ冷やすのはあくまでも一時的です。体は血流の流れが大切で、循環がスムーズにいかないところは体の修復力も低下しがちになるため、冷やしすぎたり何日もシップを貼り続けたりすることはあまりお勧めしません。熱感が無くなれば今度は血の巡りを促すように働きかけるケアがおススメです。