こんな症状がある場合は足底筋膜炎かもしれません。
足底筋膜チェック
✓図の足底筋膜の部分に歩行や走った際、立った時などに痛みが生じる
✓朝、起きた時に特にこの足底筋膜部分が痛む
✓部活、ジョギングの走り始めにこの足底筋膜部分が痛む
✓椅子や床に座った状態で、足を背屈(指を反らす方向)させてみる。
背屈させた状態で、足底筋膜部分を押してみると痛む
足底筋膜炎の原因は?
✓足裏を使いすぎることによって起こる
(部活、マラソン、ランニング、長時間のウォーキング、長時間立った状態など)
✓扁平足
✓足裏の筋力低下
✓小幅歩き、すり足などの歩き方
足底筋膜炎は、足裏の踵から足の指にかけて扇のように広がっている筋膜で、非常に強力で足裏のアーチを支えており、歩行やランニングなどの地面からの衝撃を緩衝してくれる役割をしています。
足裏への衝撃が過度にかかると、足底筋膜がオーバーユースを引き起こし、弾力を失い、硬くなることで炎症、痛みの症状を引き起こします。
また、筋力低下や扁平足が原因となり、特に使いすぎではなくても、日常の生活で足底筋膜に負担をかけ、足底筋膜炎になることがあります。
また、ストレスや過度の負担から、足底筋膜に微細断裂が起こることもあり、これが修復しきれないときに、踵の刺激や炎症、痛みから足底筋膜炎へと発展するケースもあります。
足底筋膜炎のケアー
足底筋膜炎は、治ると思って放置しておくとひどくなりやすいので、
症状を感じたら早めに対策を考え、ケアーをすることが大切です。
硬くなっている足底筋膜を、あまり力を入れないようにしながらマッサージをしてもみほぐしましょう。
また、ストレッチをして痛みが出なければ、ストレッチをしましょう。
- 足底筋膜のストレッチ
- 椅子又は床に座ります。
- 痛みが出ている足を前にまっすぐ伸ばします。
- 足の指を手でつかみ反らせて足底筋膜の伸びを感じましょう
(足を伸ばした状態で、足先を持てない方は、タオルなどを利用して足の裏にタオルを引っ掛けて伸ばしてもOK。)
- 足首や足の指も回したり、揉んだりして柔らかくすることで、足底筋膜の負担軽減になります。
- アキレス腱伸ばしも足底筋膜炎の軽減になります。
- 足底筋トレーニング
痛みが無ければ、立った状態で踵を上げて、つま先立ち。足底部の伸びを感じながら、その状態を30秒ほどキープ。痛みが出そうな場合は控えてください。さらに、踵を上げ下げ上げ下げして足底部からアキレス腱の筋肉を強化。
足底筋膜炎の施術
足底筋膜部分の柔軟性を図るようにマッサージや電気、超音波などを施します。また、下腿部分の硬さ、足関節の可動域を増やすために鍼灸やマッサージ、整体などを必要状況に応じて行います。
股関節部分や腰回りの硬さなども原因となっている方もいるため、体の状態を確認し、腰や骨盤周りが原因の場合は、骨盤矯正や整体なども取り入れます。
部活やジョギング、ウォーキングなどをされる方は、足底筋膜炎にならないためにも、
普段からストレッチや筋力を強化して、予防することも大切です。
小股歩きの方は、足底筋の筋力低下につながりやすいため、なるべく歩幅を多くとるように意識してみましょう。
また、普段あまりあるかない方も筋力が低下して、新肉に炎症を起こしやすくなるため、定期的に運動をすることをできるだけ心がけてみましょう。
足の症状は、悪化すると歩行することも難しくなるため、症状が気になる方は放置せずに、ケアーをして、傷めないように体を大切に使っていきたいですね。